Ｑ 内見の申し込みをしたいのですが、まだ売主が住んでいます。
事前に準備しておいたほうが良いこと、
また、どんな点に気をつけるべきでしょうか？
Ａ 必ず、確認事項を記入するためのノートを持参しましょう。
マナーを守りつつ、遠慮せずに確認する
売主が住居中だと、細かいところまでチェックするのは気がひけることもあるでしょう。しかし、住宅は高額な買い物です。納得のいくまで確認し、後悔のないようにしましょう。
売主はぜひ買ってほしいと思っています。また、真剣にチェックする客は、購入の可能性が高いと期待します。ですから、見たいところがあれば遠慮せずに、「失礼します」と挨拶して見せてもらいましょう。
写真を撮っておきたい場合も、売主に「撮ってもよろしいですか？」と一言断るようにしましょう。
チェック項目を記入したノートを必ず持参
内見の時に必ず持参したいのは、確認事項を記入するノートです。
何年も住宅を内見していると、情報が混乱しがちです。時間とともに記憶も曖昧になります。時間が経っても忘れないように、メモをとっておくことが大切です。
ノートは場所をとらない小型のものが便利です。内見に行く前にチェック項目をリストアップし、メモできるスペースを空けておきます。
室内のチェックは部屋ごとに分けて
まずは日付、時刻、住所、マンション名など基本事項を記入します。
チェック項目は建物全体、外観や内装、個々の部屋など多数あります。
室内ならリビング、キッチン、玄関、トイレやお風呂などに分けると記入しやすく、後で確認する時に便利です。
建物の向き、風通し、日当りなど住宅全体に関する項目も必要です。
戸建なら住宅の外回りや道路づけ、周辺の建物や隣家についてもメモします。
具体的なチェック項目は、インターネットで検索するとたくさん見つかりますので参考にしましょう。
なおパソコンで整理する場合、メモと写真をリンクさせておくと便利です。
夫婦で内見に行くなら役割分担を決めるのがコツ
ご夫婦で内見に出かける場合は、確認する事項の分担や役割を決めておくとよいでしょう。
事前に知ることができない住み心地や売却理由などは、女性のほうがソフトに売主に聞けるでしょう。
内見だけでは判断できないことも
しかし、床の傾きや雨漏り、耐震性など素人では確認しにくい点もあります。これら建物の構造や瑕疵に関することは、内見で判断するのは難しいです。
内見した結果、購入したいと考えるなら、住宅診断会社に依頼してもらうという方法もありますので不動産会社に相談してみましょう。
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