先日のお客様からのシンプルなご質問でした。
自己資金って出せばいいことあるのでしょうか?
金利も安いし、全部ローンを組んで持っているお金は
違う投資にまわすか、使い方を考えた方が
得なような気がするのですが、どうなのでしょうか?
シンプルですがめっちゃ難しいやん♪そのご質問!!と思いながら・・。
確かに金利だけでお話すると住宅ローンの金利は
優遇金利がもらえれば今や1%を切る金利です。
もってるお金を1%以上の利回りでまわせればいいのでは??
理屈はただしい。
ただ、投資には元本割れのリスクも付きまとうことを
忘れてはいけませんよね。
住宅ローンの自己資金にあてれば、
元本(ローン)額が減る!という確実なメリットがある。
例えば簡単な例
3000万円 1% 35年 金利が変わらないとして
支払利息総額は 5,567,792円
2700万円 1% 35年 金利が変わらないとして
支払利息総額は 5、010,985円
その差 556,807円
300万円の自己資金で確実に55万円の利益が確保できた。
ここで、もう一つ、金利が変動した場合のリスク。
金利が上がれば上記の差額は・・・、
そうですね、もっと大きな金額になります。
これから金利は下がる!?上がる!?
自己資金のもう一つのマジック。
ここ最近、銀行の住宅ローンの審査基準に自己資金の
有る無しで金利優遇が変わる場合が出てきています。
自己資金を持ってる人は優遇1.7%します!!
無い方は1.5%です!!などでてくる傾向です。
ということは・・・。
スタートの金利が異なることに!!
例えば先ほどの簡単な例で、
3000万円 1,3% 35年 金利が変わらないとして
支払利息総額は 7,356,558円
2700万円 1% 35年 金利が変わらないとして
支払利息総額は 5、010,985円
その差 2,345,573円
300万円の自己資金で金利優遇のメリットを取り入れたら
234万円の利益が確保できたということに!!。
計算間違ってないと思います(笑)
という事実を頭に入れながら、
ご家庭事情もありますよね、子供が生まれるからお金がいるとか、
教育資金にいくらか置いておきたいとか、さまざまです。
結論としては、必要な資金は手元に置いて、
出せる資金は自己資金として出せば
メリットはあるでしょう。
というお答えをお客様と机の上で計算しながら出した次第です。
今回は私も改めて勉強になったご質問でした。
参考になれば幸いです。