☆ 保証料??? ☆
平松さん!この諸費用の中の仲介手数料とか火災保険料とか
わかるんですけどこの銀行に支払う「保証料」ってなんなんですか?
必要なんですか?
こちらの質問もたまに頂きます。
確かに考えようによっては訳が分からん費用ですね。
簡単にいいますと、
連帯保証人をその保証会社にしてもらうための費用です。
住宅ローンは長期間でしかも個人にお貸しする金額としてはとびぬけて額も大きくなるわけです。
通常なら連帯保証人を付ける必要があるわけですが
長期の連帯保証も難しい、というわけで簡潔に保証会社なるものをつくって
(銀行の子会社が多いのですが)その保証会社が連帯保証人のように返済ができなくなった個人の代わりに銀行へ返済しましょう、となった訳です。
保証会社も連帯保証人のようなリスクを背負うわけですからそのリスクの代償として保証料を下さいということですね。
んん!!
ということは住宅ローンが支払えなくなってもこの保証会社が銀行に支払ってくれるから私たちはちゃらになるの!?
やった!!って思いますがそんなに甘くはありません。
今度はその連帯保証人の保証会社が個人に返済を求めてきます。
こちらの返済請求がけっこうきついですよ。
だいたい請求されても返済できない訳ですから、
みなさんが良く聞く土地・建物を競売にかけてお金にかえるような方向になるわけですね。
その競売で落札されたお金を保証会社が受取り終了です。
ここで抵当権。
お金を借りるときに抵当権が土地・建物に付けられます。
銀行からお金を借りているのですが、
抵当権はこの保証会社の名前になっているのもこういう流れ、しくみがあるからなんですね。
この保証会社の制度、個人のお客様にとってのメリットは?
正直、「ありません」(笑)
最近は外資系、ネット系金融機関はこの保証料なるものを取らないようになっています。
手数料は取られますが少し安いかな。
海外では、この保証会社のような保険制度を自分たちにあったものを自由に選択できる仕組みがあるようです。
ちょっとすすんでいますね。
きっと日本もそうなっていくのでしょうね。
ご不明な点があればお気軽にご相談くださいね。